パソコン便利帳>ソフトウエア便利帳=多数のファイルからの文字列検索
ファイルを作成した時には、ファイル名と内容を覚えていても、後日探し出す時になってみるといったいどんなファイル名で保存したのか、なかなか思い出せないものです。
こんなとき、便利なのが「Grep検索」です。
パソコンの中の何百ものファイルの中から、目的のファイルを探し出すのは、結構大変なものです。
目星を付けたファイルを一々開いて探す。
こんな面倒な経験はないでしょうか?
「Grep検索」は特定の文字列を含む箇所を、複数のファイルの中から検索してくれる機能です。
たとえば、「秀丸エディタ」を使えば、検索したい文字列とファイルの存在するフォルダを指定し、「Grep検索」を実行すれば、「ファイル名・文字列を含む行番号・その行の内容」を一覧表示してくれます。
「検索文字列」は、大文字小文字の区別、正規表現、あいまい検索などのオプションがあり、検索するフォルダもサブフォルダを含めての検索などのオプションを使用することが出来ます。
その後、[その他]-[タグジャンプ]を実行すれば、目的のファイルを開き目的の行を表示してくれます。
ふだん作成するビジネス文書やメモ、メール内容をテキスト形式で一つのフォルダにまとめて保存しておけば、いつでも「Grep検索」を実行してすぐにファイルを探し出すことが出来るのです。
「サブフォルダも検索」のオプションがありますから、まとめておかなくても可能ですが、ある程度まとめておけば、検索速度は速くなります。
「Word」や「Excel」文書も、後日の検索用に一つのフォルダに、本体とは別にテキストファイルで保存しておけば「Grep検索」機能を利用することが可能です。
保存時には一つ作業が増えますが、後々の検索の手間を考えると便利な整理法と言えるでしょう。
「秀丸エディタ」など多くの高機能テキストエディタにはほとんどがこの機能を持っています。
そのほか、「Grep検索」の特化したソフトもフリーウエア、シェアウエアとして公開されています。
通常この機能はテキスト形式のファイルに対し有効なのですが、「Word」や{Excel」ファイルにも使えるソフトも公開されています。
「Vector」などのオンラインソフト公開サイトで「Grep」で検索してみると沢山出てきます。

[検索]-[grepの実行]を実行。
(図1)

開いた画面で「検索したい文字列」やその他のオプションを入力します。
検索オプションで、「正規表現」をオンにして、「検索するファイル」には「*.txt」と入れると良い。
「あいまい検索」では、「あいまい」のオプションの設定が可能。(図2)

検索を実行すると、(図3)のように、「ファイル名(「サブフォルダも検索」の場合ファイルパスを含む)」「行番号」「一行の内容」が表示される。
図の例では、「一太郎」という文字列を検索したものです。

目的のファイルが見つかれば、カーソルを見つかったファイルのある行に置き、[その他]-[タグジャンプ] を実行する。(図4)
目的のファイルが開き、カーソルは目的の行に置かれている。
Windowsでは、ファイル中の文字列で、ファイル検索機能を持っています。
Windows 2000なら、「スタートメニュー」から、「検索」-「ファイルやフォルダ」を実行します。
Windows XPでは、「スタートメニュー」-「検索」で表示される画面メニューから「ファイルとフォルダすべて」を実行。
Windows Vista以降なら、[スタートメニュー]をクリックすると[検索の開始]が表示されるので、そこに検索文字列を入力します。
さらに、「デスクトップ」や「タスクバー」をクリックして、[F3]キーを押すと「検索画面」が表示されるので、「高度な検索」を利用することも出来ます。
表示される画面で、「含まれる文字列」(Windows 2000)、「ファイルに含まれる単語または句」に検索したい文字列を入力。
必要なら他のオプションを入力。
この検索では、ファイル名、ファイルの存在するフォルダが表示されます。
しかし、「秀丸エディタ」などのように、ファイルの内容などは表示されません。
また、検索する場所は、ドライブ名までの指定までです。より詳細なフォルダまでの指定は出来ません。
したがって、検索結果から、直ちに検索文字列を含む行までたどり着くことなどは出来ません。
さらに、検索速度もそんなに速いものではありません。(かなり時間がかかります)
やはり、「秀丸エディタ」などのソフトウエアを使用する方が遙かに効率的な検索を素早く行うことが出来ます。
==2010/6/24 更新==