パソコン便利帳>Windows便利帳=Windowsの時計は正確に

Windowsの時計は正確に

Windowsのタスクバーに表示されている時刻は正確ですか?
この時刻が狂っていると、色々と問題が発生します。
時刻は正確に合わせておきましょう。

パソコンの内蔵時計

パソコンには時計が内蔵されています。
しかしこの時計はそんなに正確なものではありません。
一ヶ月もたてば、5分や10分狂ってくるのはよくあることです。
パソコン作るファイルの作成日・変更日の記録やメールの送信時刻などはこの内蔵時計が使われます。

内蔵時計が狂っていると未来の時刻でメールを送ってしまったり、ファイル共有でおかしな事になったりと、困ったことになります。
ネットワークを一切使わないのならこの時刻を信じて遅刻をするくらいで、好きなようにしてかまわないのですが、出来れば正確にしておきたいものです。

NTPサーバ

パソコンの内蔵時計を合わせると言っても、時報などを使って手動では正確に合わせるのは難しくしかも面倒です。
GPSを使って合わせるツールなどもありますが、NTPを使えば簡単に費用もかからずに正確に合わせることが出来ます。

NTP(Network Time Protocol)とは、ネットワークを通じてコンピュータの内蔵時計を正しく調整するプロトコルです。
NTPサーバはクライアントコンピュータからのリクエストに対し、時刻情報を返します。
NTPは階層構造を持ち、最上位のサーバはGPSや原子時計等から正確な時刻情報を得ます。
下位のサーバは、上位のサーバの時計を参照して時刻を合わせるという階層構造を構成しています。
サーバの階層は「stratum n」という指標で表され、「n」が階層を示し、数字の少ないほど上位階層になります。

このNTPサーバを使って、正確な時刻を得てパソコンの内蔵時計を合わせることが出来るのです。

NTPサーバを選ぶ

NTPサーバは前項に書いたような階層構造になっており、その中のどれかのサーバにアクセスすることになります。
NTPサーバは正確な時刻を提供するためのサーバなので、アクセスが集中してネットワークが混み合っては困ります。
そのためにこのような階層構造を取っていますので、最上位のサーバへ接続することは慎みましょう。
最上位のサーバは、プロバイダや大学など大規模システムのサーバが使用します。

それでは、どのサーバを選べばいいのでしょうか。
基本的には、出来るだけネットワーク的に近くて上位階層のサーバを選べばより正確な時刻を得ることが出来ます。
近くのサーバの方が途中の経路に無駄がなく、より正確な時刻を得ることが出来ます。

  • 企業などでネットワークを構成しており、そのネットワーク内にNTPサーバを置かれている場合、企業内のサーバを使ってください。
    詳細はシステム管理者にお尋ね下さい。
  • 幾つかのインターネット接続プロバイダもNTPサーバを提供しています。
    自分がインターネット接続に利用しているプロバイダのNTPサーバを使うことが出来れば、そのサーバを使ってください。
  • このようなNTPサーバを利用できない場合は、一般に公開されているNTPサーバを利用することになります。

公開NTPサーバ

現在わかっている主な公開NTPサーバを以下に紹介しておきますが、突然提供を中止するものもあるかもしれません。
接続してみて、接続不可能な場合やネットワークが混み合って時間がかかるような場合は他のサーバを使ってみてください。

mfeed (http://www.jst.mfeed.ad.jp/)
ntp1.jst.mfeed.ad.jp (210.173.160.27)
ntp2.jst.mfeed.ad.jp (210.173.160.57)
ntp3.jst.mfeed.ad.jp (210.173.160.87)
アマノ株式会社 (http://e-timing.ne.jp/tta/index.html)
ats1.e-timing.ne.jp
Ring Server (http://ring.aist.go.jp/ring/ntp.html.ja)
ntp.ring.gr.jp
国立天文台 水沢観測所 (http://www.miz.nao.ac.jp/mizhome.html#Home)
gpsntp.miz.nao.ac.jp (133.40.41.175)

*()内はIPアドレス

注意

  • 接続設定においては、IPアドレスを公開されている場合にはIPアドレスを使った方が一般的に精度は上がります。
  • インターネットで検索してみると、多くの大学や研究機関のNTPサーバを見つけだすことが出来るかもしれません。
    また、プロバイダのNTPサーバの中にはプロバイダ利用者以外からの接続に成功したという情報を得るかもしれません。
    デジタル夢工房でも、接続可能なNTPサーバがあることは把握しています。
    しかし、これらの多くは正式に公開されているのもでなく、大学・研究機関関係者用、プロバイダ利用者用だと思われます。
    デジタル夢工房はこれらに無許可で接続するのはルール違反、マナー違反と考え、関係者以外は利用されないようにお願いしますと共に、利用可能リストにはあえて掲載いたしません。
  • 上の公開サーバについては、2005/8/31現在利用可のなものです。
    常に公開されているという保証はなく、いつサービスが停止されるかわかりません。
    これらのサーバの使用に当たってのトラブルやあらゆる損害についてデジタル夢工房は一切責任を持ちませんので、自己責任で使ってください。
  • パソコンが複数台あり、ブロードバンドルータ等でLANをを使ってインターネットに接続している場合は、可能な限り外部NTPサーバへ接続するのは一台のパソコンにしてください。
    他のパソコンは、NTPサーバに接続しているパソコンの時計を参照して時計を合わせることが出来ます。
    設定方法については、次の項をご覧下さい。

時計合わせの設定

設定方法は、OSにより異なりますので、以下にOS別の設定方法を説明します。

Windows XP

1.管理者アカウントでログインします。

日付と時刻の調整
(図1)

2.[スタート]-[コントロールパネル]-[日付と時刻]又は、タスクバーの時刻表示の上で右クリックして表示されるメニューから[日付と時刻の調整]を選択します。

3.「インターネット時刻」タブを開きます。(図1)

4.「自動的にインターネット時刻サーバーと同期する」にチェックマークを付けます。

5.「サーバー」欄にNTPサーバのアドレス、又はIPアドレスを入力します。

6.「今すぐ更新」を実行します。

以上の設定により、一週間に一度NTPサーバとの同期が行われます。
通常この程度の間隔で同期を取れば十分ですが、一週間では大きく時計が狂う場合は、同期を取る間隔を短くすることが出来ます。
この設定はレジストリを操作しますので、操作に自信のある方のみ慎重に間違いなく次のように行ってください。
レジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet
\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient」キーの、「SpecialPollInterval」の値を編集します。
この値は同期を取りに行く間隔を秒単位で指定します。
デフォルトは604,800(60 * 60 * 24 * 7)になっています。
例えば、毎日同期を取るなら、86,400(60 * 60 * 24)に変更します。

Windows 2000

1.管理者アカウントでログインします。

コマンドプロンプト
(図2)

2.[スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を実行し、「コマンドプロンプト」を表示します。(図2)

3.「net time /setsntp:xxxxxxx」と入力して、「Enter」キーを押します。
「xxxxxxx」には、NTPサーバのアドレス、又はIPアドレスを入力します。
設定に成功すれば「コマンドは正常に終了しました。」と表示されます。

4.設定確認のために、「net time /querysntp」と入力します。
正常に設定されていれば、「現在の SNTP値:xxxxxxxxx コマンドは正常に終了しました。」と表示されるはずです。

5.コマンドプロンプトを閉じます。

6.[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]を実行します。

管理ツール
(図3)

7.コントロールパネルの「管理ツール」をダブルクリックします。現れた画面(図3)から「サービス」をダブルクリックします。

8.「サービス画面」の「名前」のリストから「Windows Time」を選択してダブルクリックします。

Window Time
(図4)

9.「Window Time」画面で「全般」タブを開き「スタートアップの種類」で「自動」を選択します。

10.「サービスの状態」で「開始」ボタンをクリックします。
「OK」ボタンをクリックして閉じます。

この設定により、起動時にNTPサーバとの同期が行われます。

Windows 95/98/ME

Windows 95等では、Windowsが持つツールを使うことが出来ないため、オンラインソフト等のソフトウエアを使うことをお奨めします。

ここでは古くからあり有名なソフトである「桜時計」を使ってみます。

1.ベクター(http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se050672.html)などのダウンロードサイトから「桜時計」をダウンロードします。
LHAで圧縮されていますので、適当なフォルダに解凍します。

桜時計 設定画面
(図5)

2.エクスプローラ等から、解凍された「SKRWATCHI.EXE」をダブルクリックします。
「桜時計」設定画面(図5)が表示されます。

3.「NTPサーバ名/IPアドレス」欄にNTPサーバ名又はIPアドレスを入力します。
「起動時にオンラインにする」と「常駐する」にチェックを入れます。
「オンライン」ボタンをクリックします。
「xx分ごとに調整を行う」は、999分以上の長い時間を入れることが出来ないため、60分程度の時間を入れておきましょう。
「終了」ボタンをクリックし、画面を閉じます。

*「起動時にオンラインにする」と「常駐する」の設定については、「README.TXT」の「設定の仕方」を参考に、自分の環境に合わせて設定してください。

複数パソコン(LAN環境)の設定

Windows XP又はWindows 2000を使用するパソコンがネットワーク内にある場合、NTPサーバへの負荷を軽減するために、一台の代表パソコンを外部NTPサーバに接続し、他のパソコンは代表パソコンから時刻を受け取るように、次のような設定を是非行ってください。

1.Windows XP又はWindows2000パソコンで、出来るだけよく使う・多くの時間起動しているパソコンを選択します。(*他のパソコンが起動したときに、選択したパソコンが起動していなければ時刻の同期は行うことが出来ません。)
選択したパソコンはLAN内のNTPサーバとなります。
例として、選択したパソコンのコンピュータ名を「MyPC-1」とします。
その他のパソコンを「MyPC-2」「MyPC-3」・・・とします。

2.「時計合わせの設定」のとおり、NTPサーバへの接続設定を行います。
サーバに選んだパソコン「myPc-1」がWindows 2000の場合は、サーバとして機能させるために3~5の設定を行ってください。
*サーバに選んだパソコン「MyPc-1」がWindows XPの場合は「時計合わせの設定」のとおり設定すれば、LAN内のNTPサーバとして機能しますので、6に進んでください。

レジストリエディタ
(図6)

3.ここからWindows 2000マシンをLAN内NTPサーバにする設定ですが、レジストリを操作しますので、慎重に間違いなく操作を行ってください。(必ずレジストリのバックアップを取っておいてください)
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]をクリック。
「ファイル名を指定して実行」画面で「regedit.exe」と入力して「OK」ボタンを押します。

4.表示されたレジストリエディタ(図6)で「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
\W32Time\Parameters」へ移動する。

5.「LocalNTP」キーを探し、値を「0」から「1」に変更します。
以上でNTPサーバとして機能します。

6.「MyPc-2」など他のパソコンを、「時計合わせの設定」において、設定する「サーバ名」又は「IPアドレス」を「MyPc-1」に設定します。
これらのパソコンは、時計合わせを行う時に、LAN内のサーバ(MyPc-1)が起動している必要があります。

このページのトップへ

スポンサードリンク